
モンテカルロ法とは?数列を使った攻略法の効果検証
モンテカルロ法(Monte Carlo method)は、数列を利用して賭け額を決めていくという、1940年代に考案された数学のモンテカルロ法を利用したカジノの攻略法。使い方は一度マスターすれば簡単で、負けたら次のラウンドで、前回の賭け額に上乗せした額を賭け、勝ったら賭け終了までのラウンドの回数を減らすというもの。
ここでは、モンテカルロ法を法は果たして使えるのか、その長所と短所、そしてモンテカルロ法を実際に使った結果を紹介します。
モンテカルロ法の仕組み
モンテカルロ法は、数列を使って乱数を発生し、それを賭け額として賭ける方法で、数学的な根拠はないようですが、負けたら賭け額を緩やかに上げて負けを回復し、勝てば勝つほどベット終了へ近づけるという考え方が背景にあります。
モンテカルロ法をネットで検索すると、モンテカルロシミュレーションが検索結果としてあがりますが、数学的なモンテカルロ法は乱数を発生させるのに使われます。これをとミドルスクエア法を合わせることで、ランダムな賭け額を生産しつつ、ゲームの流れに沿って、数列が長くなったり短くなったりすることで、どれだけ賭けを続けるかが調整されていくという仕組みになっているようです。
なぜモンテカルロ法なのかというと、当時、電子機器を使って乱数を発生させることが難しかったから、この紙を使った方法を利用することになったとか。
モンテカルロ法の名前の由来
名前の元になっているのは、今でもあるモンテカルロカジノで、このモンテカルロ法の考案者の男性がこのカジノに通っていたためと、これまたランダムにこの名前をとったそう。これでその男性がカジノで勝ったという逸話は残念ながらないようです。
- 紙に「1,2,3,」と書く
- 両端の1と3を足した、4を賭ける
- a) 負けたら負けた額「4」を右端に書き「1,2,3,4」とし、次の回で両端を足した5(1+4)を賭ける
b) 勝ったら、両端の数字を消して、次の回で両端を足した数字を賭ける。この際、3倍配当の場合は2つずつ、2倍配当の場合は1つずつ消す。消せない場合は、リセットされるため、「1,2,3」からはじめる
この数列の1、2、3とは、1、2、3ドルという意味ではなく、賭け単位としてとらえて、ベットの額を上げたい場合は、自分で1=5ドルなどと、賭け額を調整してください。
以下が2倍配当のゲームでモンテカルロ法を使用した時のシミュレーションです。

モンテカルロ法で稼げる?モンテカルロ法の使い方と効果
モンテカルロ法は2倍配当でも使えますが、3倍配当のゲームでは特に効果を発揮すると言われています。3倍配当とは、勝ったら賭けた額が3倍になって返ってくるゲームのことです。
モンテカルロ法では、賭け額の増大が穏やかなので、他のプログレッシブ型の賭け方のように一気に倍増してテーブルリミットに近づく可能性が低いです。
モンテカルロ法の弱点
ここで、モンテカルロ法の気になる弱点を見ていきましょう。
モンテカルロ法は計算が大変
最初のうちは数字が小さいため計算しやすいですが、長期戦になると賭け額が2桁3桁となり、計算が大変になり、ミスもしやすくなります。最近はアプリを使用することもできるそうですが、ゲームの流れをいちいち記入していくのは少々面倒です。
モンテカルロ法は負けると利益を得るのに時間がかかる
モンテカルロ法は、負ける度に賭けるラウンドを増やしていくので、負けが続くと長期戦になり、だからといって一攫千金できるというわけではありません。3倍配当で有効なモンテカルロ法ですが、3倍配当では連勝が難しいため、利益を得るまでは時間がかかることを頭にいれておかなければいけません。
モンテカルロ法をシミュレーション
モンテカルロル法は果たしてオンラインカジノで通用するのか、気になる方のためにシュミレーションで、実際にモンテカルロ法を試してみました。
ルーレットでモンテカルロ法を応用
3倍配当で効果を発揮するというモンテカルロ法を、実際に3倍配当のルーレットゲームで試してみました。この際、自分なりに以下のようなルールを設けました。
- ヨーロピアンルーレットを利用する。
- 1ドルから始める
- 1-12に賭ける
- テーブル上限を超えない限りは、0または勝つまで賭ける
このルールで賭け続けた結果は、以下の通りです。

見ての通り、一時は負けが続き、残高がマイナスになっていきましたが、後半でどんどん上がっていきました。
勝つ度に、左側の数値が上がり、後半にかけて負けるたびに賭け額が一気に上がっていくため、不安になるところですが、最終的に2連勝で勝利金をプラスにすることに成功しました。しかし長期戦になることも十分考えられます。
モンテカルロ法のまとめ
- 使い方は複雑に見えるけれど、一度覚えれば簡単に実践できる
- 長期戦になることもあるけれど、ちゃんと数列がなくなるまで賭ければマイナスでは終わらない。しかし一攫千金は狙えない
モンテカルロ法のよくある質問
モンテカルロ法は2倍又は3倍配当のゲームで使うことができます。2倍配当のゲームにはバカラやルーレット(赤・黒、偶数・奇数、ハイ・ロー)、3倍配当のゲームには、例えばルーレットのはダズンベット・ダ-ス賭けやコラムベット/列賭けがあります。
モンテカルロ法では、数列がなくなるまで賭けるため、数列がなくなった時が引き際です。ただし、負けが続くと数列が長くなり、なかなか終わらないことを覚悟しておきましょう。
モンテカルロ法はオンラインカジノでは禁止されていませんが、ランドカジノではメモをしながらのプレイが禁止されている可能性もあります。