カジノの期待値とは?:オンカジの基礎知識
オンラインカジノ経験者であれば、「期待値」という言葉を一度は目にしたことがあると思います。しかし見たことはあるけれど、意味を知らない方は多いのではないでしょうか?
ここでは、一体期待値とは何なのか、期待値はどのように計算されるのか、そしてカジノゲームごとの期待値をわかりやすく説明します。
カジノの期待値とは一体なに?
期待値とは、その言葉の通り、どれだけ儲けが期待できるかを示す数値のことです。つまり、賭けた額に対して戻ってくる金額のことです。
端的に言えば、期待値が高ければ高いほど、プレイヤーに有利で、低ければ低いほど、儲かる見込みが低いという指標として利用できます。
この期待値という言葉は誤解されることが多く、この数値は、プレイヤーが合計いくら儲けることができるかを示すものではありません。
期待値は、長期間プレイした場合の平均獲得額を意味しており、長期的にプレイすればするほど、獲得額平均はこの数値に近づくことになります。
期待値と還元率(RTP)
期待値と還元率(ペイアウト率)はよく似ていますが、少々違います。
期待値は、賭けた額に対して金額でいくら返ってくるかを金額で表していますが、還元率は割合で示しています。
たとえば、還元率98%のゲームで、1000円を賭ける場合、期待値は980円となります。
期待値とハウスエッジ(控除率)
ハウスエッジと期待値には深い関係があります。
ハウスエッジとは、カジノ側の取り分のことです。これは割合なので、プレイヤーに払い出される額の割合と合わせて、100パーセントになります。
ハウスエッジ + 還元率(RTP) = 100パーセント
たとえば、還元率が98%のゲームのハウスエッジは2%となります。
ハウスエッジが2%のゲームで、1000円を賭ける場合、期待値は980円なので、20円がカジノの取り分となっているという計算ができます。
もちろん、1000円を賭けて50,000円を儲けたり、全額損することもある、期待値は一回当たりや短期間の勝負での儲けを予想するのにはあまり役に立ちません。
カジノの期待値の求め方をわかりやすく解説
カジノの期待値を理解するには、期待値の求め方を知るのが一番です。
オンラインカジノのゲーム期待値の求め方は、少々複雑にみえますが、中学校で習った確率の計算が役に立ちます。計算の仕方は以下の通りです。
期待値= | (勝つ確率)x 獲得額 ー(負ける確率)x 賭け額 |
例えば、ヨーロピアンルーレットで1000円を赤黒の赤に賭けるとします。
赤に当たる確率:18/37
黒に当たる確率:18/37
0に当たる確率:1/37
つまり 18/37の確率で1000円を獲得し、19/37の確率で1000円を失うことになりますが、期待値は18/37 x 1000円- 19/37 x 1000円で、1000円賭けるごとに約27円を失うことになり、973円を手にすることになるというわけです。
長期的にプレイすればするほど、この数字に近くなるため、勝ったり負けたりを繰り返しているうちに、いずれは獲得額の平均がこの額に近づきます。
オンラインカジノボーナスと期待値
期待値は、オンラインカジノボーナスのお得度を知るのにも役に立ちます。
ここで、200ドルのボーナスを、ボーナス出金条件20倍のカジノで使った場合の期待値を例に説明します。このウェルカムボーナスを還元率97.5パーセントのルーレットでプレイしたとします。出金条件反映率は100パーセントと仮定します。(ほとんどのカジノでは、テーブルゲームの出金条件反映率は10%ですが、例外もあります。)
ボーナス:200ドル
出金条件:200ドルx20=4000ドル
還元率:97.5パーセント
ハウスエッジ:2.5パーセント
期待値は、97.5% x 200 – 2.5% x 4000 = 95ドル
つまり、4000ドルを賭け終えた後でも、95ドルが手元に残ることは可能だということがわかります。
この通り、ボーナスが最終的にはいくら残るのかという目安にも、期待値を利用することができます。
期待値がマイナスってどういうこと?
賭けた額に対して返ってくる額を表す期待値には、それがマイナスになることもありえます。
例えば、ジェームズボンド法は1-12以外の目に、20ユニット(通常$10を1ユニットとし合計200ドル)のシングルベットを仕掛ける攻略法ですが、期待値はマイナスです。
ここで、負ける確率と勝つ確率、その場合に獲得できる額(または損失する額)を表にまとめてみました。
回転盤の目 | 目に当たる確率 | 獲得額 | 確率X獲得額 |
---|---|---|---|
0 | 1/37 | $160 | 160/37 |
13-18 | 6/37 | $100 | 600/37 |
19-36 | 18/37 | $80 | 1440/37 |
1-12 | 12/37 | $-200 | -2400/37 |
合計 | 37/37 | – | -5.44ドル |
期待値の方式に当てはめた場合、このようになります。
1/37×160 + 6/37×100 + 18/37×80 – 12/37×200 = -5.44
ジェームズボンド法は、ルーレットの1-12に当たった場合、賭け金である200ドルを一気に失うことになるため、期待値は見ての通りマイナスとなります。つまり、長期的にこの攻略法を利用すれば、確実に損失に終わるということがわかります。
このように期待値は、攻略法の見極めにも使うことができます。
ボーナスで有利なカジノ・出金条件の低いカジノ
期待値から、ボーナスを出金することは十分可能ということがわかりましたが、出金条件がやさしいカジノやボーナスが多くもらえるカジノでは、もちろん手元に残る金額も多くなります。
ここで、出金条件の低いまたは、お得なボーナスを用意しているカジノを厳選してリストにしました。
$30パチンコクーポン
10万円入金ボーナス
4,500円入金不要ボーナス
$7,500入金ボーナス
よくある質問
期待値は、賭けた額に対して獲得できる額の見込みで、還元率はその割合です。
還元率95パーセントのゲームで、1000円を賭けた場合の期待値は950円です。
期待値の計算方法は、(勝つ確率)x 儲け -(負ける確率)x 賭け額から導き出されます。
オンラインカジノにおいて期待値の高いカジノゲームは、スロットマシーンです。