マンシュリアン法とは?ルーレット攻略の応用法
マンシュリアン法(Manchurian method)は、オンラインカジノやランドカジノで使われる攻略法の一つで、日本やアジア圏でよく知られています。通常のマンシュリアン法はとてもシンプルで、赤か黒、奇数か偶数、大きい数字か小さい数字などの「偶数配当」に、まずは最小額を賭けます。勝ったら配当を受け取って、また最小額から再スタートします。
一方、今回詳しく解説する改良版マンシュリアン法は、負けた時だけ次のスピンで賭け金を倍にします。いずれ勝てば、その大きな賭け金で負け分を一気に取り戻せます。勝ったら再び最小額に戻し、この流れを繰り返します。
本記事では、改良版マンシュリアン法の使い方、そしてマンシュリアン法を使ってプレイしたシミュレーション結果と勝率をお伝えします。
マンシュリアン法(改良版)とは
マンシュリアン法(改良版)は、ルーレットのコーナーベットに使われる戦略的な賭け方で、「ルーレット・マンシュリアン法」とも呼ばれます。基本はシンプルで、負けたときだけ賭け額を段階的に増やし、勝ったら初期額に戻すというルールです。例えば1ドル→2ドル→4ドル…と負けるたびに増やし、勝ったら再び1ドルに戻します。
この改良版の狙いは、いずれ勝ちが訪れたときに、その大きくなった賭け金でそれまでの損失を回収することです。
マンシュリアン法の使い方(改良版編)
マンシュリアン法の使い方を解説します。
マンシュリアン法(改良版)では、4つの数字に同時に賭けるコーナーベットを利用し、負ける度にベット箇所と賭け額を増やしていきます。
その結果、賭け対象の数字と金額が段階的に増え、次のラウンドで勝てる確率も徐々に上昇します。一度勝てば、それまでの損失の回復が見込める仕組みです。
改良版のやり方は以下のとおりです。
- ユニットを決める(例:1ユニット1ドルなど)
- 1ユニット(初期ベット)を好きなところにコーナーベットする
※次の例では、【2、3、5、6】にコーナーベット
負けたら1ユニットのコーナーベットを2カ所に増やし、勝ったらステップ2へ戻ります。
※次の例では、【7、8、10、11】のコーナーベットを追加
負けたら2ユニットのコーナーベットを3カ所に、勝ったらステップ2へ戻ります。
※ここでは、【14、15、17、18】のコーナーベットを追加
負けたら4ユニットのコーナーベットを4カ所に、勝ったらステップ2へ戻ります。
負けたら8ユニットのコーナーベットを5カ所に、勝ち負けに関わらずステップ2へ戻ります。
つまり、賭け額は1→1→2→4→8→16と増え、コーナーベットが一箇所ずつ増えていきます。ルーレットテーブルを見てわかる通り、6カ所までしかコーナーベットは置けません。
マンシュリアン法はアメリカン・フレンチルーレットに関わらず、どのルーレットでも使えます。しかし、フレンチルーレットの方が00が無い分、当たる確率が高いため、マンシュリアン法を使うのであればフレンチルーレットの方がおすすめです。
マンシュリアン法改良版のメリットとデメリット
メリット
マンシュリアン法改良版のメリットは次のとおりです。
- 連敗するほど勝つ確率が上がる
これはマンシュリアン法の「プログレッシブ(段階的)な仕組み」によるもので、連敗が続くと、ベット回数や賭ける場所の数が増え、その分的中する確率も上がります。 - 5回以内に1度でも勝てば利益が出る
マンシュリアン法では、最初の数ラウンドで負けが続いても、5回以内に1度でも勝てば最終的に利益が出るため、短期間で損失を回収し、利益を得ることが可能です。
デメリット
マンシュリアン法改良版のデメリットは次のとおりです。
- 5回連続で負けると必ず損失が出る
5回連続で外すと累計ベット額が大きく膨らみ、結果として必ず損失が発生します。 - 十分な資金がないと使えない
マンシュリアン法は、負けが続くたびに賭け金を増やす必要があるため、十分な軍資金が不可欠です。
マンシュリアン法で稼げる?マンシュリアン法の効果検証
マンシュリアン法は果たして効果的なのか、マンシュリアン法の勝率を検証してみましょう。
フレンチルーレットの場合、数字36+0で37目があるため、最初のベットで当たる確率は37分の4で、パーセントでは10.81パーセントとなります。
ここで、マンシュリアン法の勝率と獲得可能額を表にまとめました。金額の単位はユニットです。1ユニットが1ドルであれば、1回目で買った場合の収支は8ドルとなります。
見ての通り、5回目まで(4連敗)までは、一回の当たりで損失が回復できますが、5連敗すると、勝利金はそれまでの損失をカバーすることはできず、確実に6回目をプレイすればマイナスとなってしまいます。
もちろん、損失を減らすという損切りという意味では、6回目までプレイする価値はあるかもしれません。
マンシュリアン法の連敗率
ここで連敗率を見てみましょう。
| 回数 | ハズレ目合計 | 連敗率 |
|---|---|---|
| 1 | 33 | 89.19% |
| 2 | 29 | 69.90% |
| 3 | 25 | 47.23% |
| 4 | 21 | 26.68% |
| 5 | 17 | 12.31% |
| 6 | 13 | 4.32% |
1回目で負ける確率は33/37(89.19%)ですが、毎回ベットがかかっている目が増えるため、連敗する確率は徐々に減っていきます。
しかし、5ラウンド目でも、ベットがかかっていない数字が21目もあるため、マンシュリアン法で5連敗する確率は23.91パーセントと意外に高くなっています。
マンシュリアン法の弱点
カジノに必勝法というものは存在しないように、先に検証した通り、マンシュリアン法にも欠点があります。
マンシュリアン法は5連敗したら確実に損失が発生する
マンシュリアン法は、4連敗までは次のラウンドの勝利で損失を取り戻すことができますが、5連敗すると、勝っても確実に損失に終わってしまいます。
軍資金が比較的高い
4連敗した場合、5ラウンド目で40ユニットがかかるため、5ラウンド目をプレイするには67ユニット用意しておく必要があります。損失を減らすために6ラウンド目もプレイするのであれば、最低163ユニットがなければプレイできません。
マンシュリアン法をシミュレーションしてみた
ここでマンシュリアン法の効果を、フレンチルーレットの結果でシュミレーションしてみました。
| 回数 | 結果 | ベット | ベット合計 | ベット通算合計 | 勝利金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 33 | 1 | 1 | 1 | |
| 2 | 34 | 1 | 2 | 3 | |
| 3 | 23 | 2 | 6 | 9 | |
| 4 | 33 | 4 | 16 | 25 | |
| 5 | 1 | 8 | 40 | 65 | |
| 6 | 13 | 1 | 1 | 67 | |
| 7 | 3 | 1 | 2 | 69 | +9 |
(省略)
| 45 | 36 | 1 | 1 | 333 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 46 | 13 | 1 | 2 | 335 | |
| 47 | 1 | 2 | 6 | 341 | |
| 48 | 22 | 4 | 16 | 357 | +36 |
| 49 | 24 | 1 | 1 | 358 | |
| 50 | 11 | 1 | 2 | 360 | +9 |
50回まわした結果、賭けた額の合計360ドルに対して、勝利金の合計は276ドルで、最終的には-84ドルという結果に終わりました。50回で17セットプレイし、そのうち3回は5連敗だったため、損失が発生してしまいました。
50回中3回も連敗が発生していますが、5連敗する確率が12.31パーセントであることを考えると、今回はむしろいい結果に終わったといえます。
実際に利用した感想としては、賭け額とベットの場所が変わるので、長期的に利用するには少々面倒で集中力を要します。
マンシュリアン法の応用版?マンシュリアン法改良版を応用した攻略法
マンシュリアン法は4連敗までは効果的な攻略法ですが、5回目以降は効果を発揮できません。
ここでもう一度、連敗する確率と賭け額の表を確認しておきましょう。
見ての通り、6連敗する確率は4.32パーセント、7連敗する確率は、1.52パーセントと、劇的に小さくなります。これを利用しない手はありません。
つまり、5連敗以降(6回目以降)は賭け額の合計がマイナスになることを踏まえ、5回目以降のベット額を調整すれば、低い連敗確率を利用して、5連敗以降も収支がプラスになるように賭ければいいと考えられます。
例えば、5連敗後、各ベット額を16ユニットから23ユニットに上げます。それでも外して閉まった場合は、さらに69まで引き上げます。その結果が以下の通りです。
どちらも、+4と、小さいプラスに終わってしまいますが、マイナスになることは回避できています。
応用版マンシュリアン法の弱点:マックスベット
一見無敵に見えるこのマンシュリアン法の応用型ですが、それでもマックスベット額に気をつけなければなりません。1ユニットを1ドルとするのであれば、7回目でも賭け額の合計が414ドルと問題なさそうですが、ここまできて勝利金は2ドルで終わってしまいます。
せめて負けても20ドルはほしいと、1ユニットを10ドルにすると、賭け額の合計は4140ドルと一気に跳ね上がり、マックスベットが2000ドルのテーブルではプレイできません。
マックスベット額が高いテーブルでプレイすればいいのではないかという話ですが、そうすると最小ベット額も上がってしまい、1回目のベットが高くなりすぎてしまい、やはり損失の回収が難しくなってしまいます。
例えばエボリューションゲーミングの Salon Prive Roulette の最高賭け額は10,000ドルですが、ミニマムベットは100ドルです。つまり、1ユニットが100ドルになってしまい、7回目では41,400ドルと、10,000ドルを大きく上回ってしまうことになります。
マンシュリアン法のまとめ
- 通常のマンシュリアン法は5連敗すると使えなくなるのと、5連敗する確率が高いことを踏まえて、ルーレットの必勝法とは言えない。
- マンシュリアン法を応用し、5連敗以降もプレイするのであれば、連敗率を下げることができるため、使う価値あり。しかし、マックスベットに注意。
マンシュリアン法のよくある質問
マンシュリアン法で勝てないのは、連勝しないと利益が出ず、途中で負ければ成果が消えるためです。さらに4連敗までは使えるものの、その確率は約26.68%と高く、加えてハウスエッジにより長期的には期待値がマイナスとなるからです。
マンシュリアン法は、勝つたびに賭け額を増やして連勝で利益を伸ばす方法で、損失は緩やかですが連敗時は稼ぎにくくなります。マーチンゲール法は、負けたら倍額を賭けて1勝で損失を回収しますが、連敗すると急速に資金が減ります。長期で安全重視ならマンシュリアン法、短期で少額狙いならマーチンゲール法が効果的です。
オンラインカジノでは、ライブルーレットか否かに関わらず、マンシュリアン法を利用することができます。カジノがマンシュリアン法の利用を取り締まることはありません。
マンシュリアン法は、賭け額の増加が緩やかで一見安全に見えますが、連勝が条件のため途中で負ければ利益は消えます。さらにハウスエッジの影響で長期的には必ず期待値がマイナスになるため、完全に安全とは言えません。
マンシュリアン法が4連敗までしか耐えられないのは、連勝で利益を積み重ねる仕組みだからです。4回連続で負けると、それまでの増加分がすべて失われ、さらに資金も減少します。しかも4連敗は約26.68%と高確率で発生するためです。
マンシュリアン法が向いているゲームは、勝率が高めで連勝の可能性があるものです。ルーレットやバカラが挙げられますが、4連敗する確率は約26.68%と高く、運の偏りに左右されやすい点には注意が必要です。
