更新 2024年4月5日

カジノ関連会社の時価総額ランキング

オンラインカジノを含むカジノの市場規模は年々世界で急成長しており、それに伴い関連企業も大きくなっています。オンラインカジノを経営する大企業の多くは、複数のブランドを同時に運営しており、元々違う会社のブランドであったものが買収により、同じグループとなることもあります。

ここでは、世界で活躍するオンラインカジノ運営会社を含むカジノ関連会社の時価総額ランキングTOP5を紹介します。日本市場に進出している企業はあるのか注目です。

第1位:フラッター・エンターテインメント(約282億ドル)

フラッター・エンターテインメント

フラッター・エンターテインメント(Flutter Entertainment PLC)はアイルランド共和国に本拠を構える、オンラインカジノとブックメーカーを運営する企業です。日本市場には進出していませんが、ヨーロッパ市場で大人気のパディー・パワーやベットフェア、ポーカースターズを所有しています

イギリスやアイルランドでは、街中を歩くだけでPaddy Powerの実店舗をよく見かけます。

第2位:ドラフトキングス(約172億ドル)

ドラフトキングス(Draft Kings)

ドラフトキングス(Draft Kings)は2012年にアメリカ合衆国で設立されたファンタジースポーツのプロバイダーです。ファンタジースポーツとは、実在するスポーツ選手で自分だけのチームを作り、選手の成績をポイント化して競うシミュレーションゲームです。

選手の実際の成績によってポイントが変動します。日本ではあまり馴染みはありませんが、北米ではかなり注目を浴びており、今後さらなる成長が見込まれます。

第3位:アリストクラートレジャー(約167億ドル)

アリストクラートレジャー(Aristocrat Leisure Ltd)

アリストクラートレジャー(Aristocrat Leisure Ltd)はオーストラリアに本社を構える、ギャンブルスロットなどカジノ関連の製品を手掛ける企業です。2001年にサミーと提携し、日本のパチスロ市場に参入しましたが、2015年に日本市場からの撤退を発表し、円谷フィールズホールディングスに日本法人の株式が買収されました。

第4位:シーザーズ・エンターテイメント(約98億ドル)

シーザーズ・エンターテイメント(Caesars Entertainment Inc)

シーザーズ・エンターテイメント(Caesars Entertainment Inc)は、アメリカ合衆国ネバダ州に本社を構え、ランドカジノとホテルを運営する企業です。シーザーズは、アメリカのプロアメリカンフットボールリーグであるNFLやNBAの公式スポンサーを務めており、スポーツブックの運営も行っています。

なお、アメリカのスポーツ賭博市場は、20を超える州でスポーツベットが合法化されたことから、今後急成長していくことが予測されています

第5位:エンテイン(約70億ドル)

エンテイン(Entain)

エンテイン(Entain)は、イギリスのジブラルタルに本社を構える、スポーツベットとオンラインカジノを運営する企業です。エンテインが保有するブランドには、bwinやCoral、Ladbrokesなどがあります。

2021年には、アメリカのMGMリゾーツがエンテインの買収を予定していましたが、2社間で合意に至らず、撤回されました。

番外編

ベラジョンカジノの運営会社であるBreckenridge Curacao B.V.は、ロンドン株式市場に上場する「Gamesys Group plc」のグループ会社です。時価総額に関する情報は残念ながら見つけることはできませんでしたが、株価は2017年に上場して以来、右上がりのようです。

まとめ

カジノ関連会社の時価総額ランキングはいかがでしたでしょうか?TOP5には日本市場に参入している企業はありませんでした。

今後は、インターネットやスマートフォンの普及によりアメリカや日本だけでなく、世界でオンラインカジノとスポーツベット市場が成長していくと見込まれます。

ドラフトキングスのように10年程で大企業に成長する企業もあるため、新たなカジノ関連会社が今度多く誕生することでしょう。

この記事を書いた人
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純也

2017年にカスタマーサポートとして、オンラインカジノ業界で働き始める。その後、日本語コンテンツ担当として数年勤務し、2022年より日本カジノレビューの一員となる。小心者のため、コツコツしか賭けられず、ニチカジの先輩お姉様方にいじられる日々。休日は、趣味のテニスとアニメを楽しむ。

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