大阪IRを政府が正式認定!:大阪IRの基本情報
大阪府・大阪市が進めるカジノを含むIR(統合型リゾート)の区域整備計画が、2023年4月14日付で政府の認定を受けたことが発表されました。また、同時に申請されていた長崎県のIR整備計画は認定が見送られ、継続審査が行われることになりました。
大阪市の横山英幸市長は、IR計画について政府の全国初の認定を受け、「待ちに待った認可」だと喜びの声を述べました。
大阪IRの計画では、年間約2,000万人の来場者(その内7割は国内から)と年間売り上げ5200億円を見込んでおり、その8割をカジノで稼ぎ出すと想定しているほか、約9万3千人の雇用も生まれると算出しています。
今回の認定を受けて、ますます注目が集まる大阪IRについて、開業時期や建設予定地、完成予想図などを簡単に説明していきます。
大阪IRの開業時期はいつ?
大阪府は早ければ2029年秋〜冬の開業を目指しており、実現すれば日本初のカジノ併設施設誕生となります。
大阪は本来、万博開催に合わせて2025年にIR全面開業を計画していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により選定プロセスが遅延し、開業が延期されました。
大阪IRはどこに建設される?
大阪IRは、大阪府大阪市此花区にある人工島・夢洲に開業される予定です。
大阪IRの完成予想図
現在公開されている大阪IRの完成予想図はこちらです。あくまで完成予想図なので、今後変更となる可能性も十分にあります。
大阪IR区域の全体配置イメージはこちらです。
ちなみに、長崎IRの完成予想図はこちら。大阪IRとは異なるユニークなデザインが注目を集めています。
大阪カジノに反対する声
大阪IRへの期待が高まる中、大阪カジノに反対する声も多く上がっているようです。
やはり、主に大阪府民の大阪IRに対する反対意見が多くみられ、「盛り上がるのはいいと思うが、依存症が気になる」「関西人カジノとかバクチが好きそうだし、そういう意味で弊害が出るんじゃないか」などと心配している方が多いようです。その一方で、「経済が明るくなったらいい」「楽しみです!できたら行きたいです」など、ポジティブな意見もみられました。
また、世界的なカジノのトレンドが「オンラインのカジノ」に移行しているとの指摘もあり、計画通りに集客が見込めるかは不透明だという意見に対し、大阪府市のIR推進局担当者は「オンラインは需要は伸びているが、ランドカジノも伸びている。ラスベガスもコロナ前程度に回復している」と反論しています。
大阪府民の賛否が分かれる一方で、大阪IRを待ち望む外国人観光客は多く存在し、実際に大阪IR開業が実現したら、どのような利益や影響をもたらすのかが気になるところです。