カジノが合法な国フィンランドのオンラインカジノ事情
オンラインカジノが違法ではない国、北欧フィンランド。サウナやサンタクロース発祥の国として知られるフィンランドでは、日本よりもオンラインカジノが広く知られ、多くの人にプレイされています。
フィンランド政府も認めているオンカジは、国民にどのように浸透しているのでしょうか。実際にプロポーカープレイヤーとして活躍してきたフィンランド人のヨウルプッキさん(仮名)に、カジノが違法ではない国の実情を教えてもらいました。
フィンランドのオンカジについて教えて!
オンラインカジノやスポーツベットが盛んな国フィンランドで生まれ育ち、プロポーカープレイヤーとして世界中で活躍されていた(通称名)ヨウルプッキさんに、カジノ合法国フィンランドのカジノ事情を聞きまくってきました。
日本とはまったく違う実情に「ワオ!」の連発。驚きのインタビュー内容をご覧ください。
自己紹介
シン:ヨウルプッキさんは、われらがボスのタツ氏と知り合いだとか!まずは簡単に自己紹介をお願いします。
ヨウルプッキ:日本のプレイヤーのみなさん、こんにちは。タツの友人で元プロポーカープレイヤーのヨウルプッキです。フィンランドに住みながら、世界中のポーカートーナメントに参加してきて、タツともマルタのポーカートーナメントで知り合ったんだよ。今はもう引退したけど、趣味としていまでも友人とポーカーをプレイしたり、オンラインカジノで遊んだりしているよ。
合法国でのカジノの立ち位置
シン:フィンランドではオンラインカジノが合法だと聞きました。日本ではまだまだオンカジの知名度は低くて、広告やテレビCMもないため一般的にもそこまで浸透していません。フィンランドでは、カジノはどのように国民に受け入れられていますか?
ヨウルプッキ:フィンランドのギャンブルは政府の管轄下にあって、ある意味フィンランド政府の独占市場(モノポリー)なんだ。政府はこれらギャンブルからの収益の一部を、高齢者や貧しい人々の支援のために利用しているんだよ。
実は賭博の宣伝は1950年代からあって、人々がプレイすることによって、より困った人を助けることにつながってるんだ。
シン:国がギャンブルを宣伝?ですか!
ヨウルプッキ:はは、そうだよ。テレビコマーシャルや新聞広告とかで、ガッツリ宣伝してるよ。
シン:あ、でも日本も競馬やボートレースは宣伝してます。日本の公営ギャンブルのようなものですかね。
ヨウルプッキ:実際に政府がギャンブルを認めているので、フィンランド人はよくギャンブルをするし、社会的にも受け入れられているよ。もちろんプレイのしすぎやギャンブル依存は良くないけどね!
例えば友人とパーティーの余興として遊んだり、毎週両親と宝くじを購入するとかいった具合じゃないかな。
それと、フィンランド国外のオンラインカジノで遊ぶこともOKだよ。ただ、海外のオンラインカジノをフィンランド国内で宣伝することは法律で禁止されているんだ。日本とはちょっと違うよね。
フィンランドで運営が許可されている唯一のギャンブルサイト
こちらからロト、スポーツブック、競馬、カジノ、キノ、ビンゴ、スクラッチなどを購入することができる
ギャンブルにかかる税金は?
シン:フィンランドは福祉先進国としても有名で、その分税金もかなり高いと聞いてますが、ギャンブルからの利益にかかる税金も高いんですか?
ヨウルプッキ:フィンランドの税金はスーパークレイジーだけど、勝利金に対する税金はないんだよ。カジノオペレーターが売上金からすでに支払っているから、そこでプレイヤーまで払ったら二重課税になっちゃうからね。つまりフィンランドのカジノや、ヨーロッパライセンスを取得しているカジノで遊んでいる限り、勝利金に対する税金は払わなくていいんだ。
シン:えーーー?無税!あ、確かに日本の宝くじの当選金も税金はかからないです。
どんな人がプレイしてる?
シン:フィンランドではどんな人がネットカジノをプレイしてるんですか?年齢制限などはありますか?
ヨウルプッキ:18歳以上なら誰でもプレイできるよ。コンビニやスーパーにスロットマシンが置いてあって、年代や性別問わずみんなプレイしてるよ。ハッハッハ!
でもオンラインカジノは若い世代の方が多いかな。年寄りはパソコンやインターネットに疎いからね。
シン:え、コンビニやスーパーにオンラインスロットがあるんですか?それは確かに気軽にプレイできちゃいますね。ある意味危険なんじゃ・・・汗
どれくらいプレイしてる?時間帯や金額は?
シン:フィンランド人はみんなどれくらいプレイしてるんですか?日本人はやっぱり週末や仕事後にプレイする人が多くて、大体は余剰資金でプレイしてます。
ヨウルプッキ:毎日プレイしている人もいるだろうし、毎週土曜日にロトを買う、なんて人もいるね。
とある調査では、一週間にギャンブルに費やすフィンランド人の平均支出額は10ユーロ(約1400円)らしい。日本人はこれより確実に多いよね。
ギャンブル依存症への取り組み
シン:日本でもギャンブル依存は大きなテーマですが、フィンランドではギャンブル依存症に対してどのように取り組んでいますか?
ヨウルプッキ:フィンランドではあちこちにギャンブルできる場があって、避けるのはかなりむずかしい。まずランドカジノが2つあるし、ほとんどのコンビニやスーパー、キオスクでスロットがプレイできたり、宝くじを購入できちゃうからね。
依存症に関しては、いつでも電話相談ができるのと、サイト上で入金額やベット額に制限がかけられたり、プレイ時間を制限することも可能だよ。これは日本のオンラインカジノにもあるよね。ただ実店舗にあるスロットマシンにはそういった制限がないから、好きなだけプレイできちゃうんだ。そこが当面の課題だね。
人気の入出金方法やボーナス
シン:日本ではクレジットカードや銀行送金がよく使われていますが、フィンランドではどの入出金方法が主に使われていますか?
また日本では、入金不要ボーナスやキャッシュバックボーナスが人気ですが、フィンランドのオンカジで人気のボーナスはありますか?
ヨウルプッキ:クレジットカードと銀行送金が圧倒的だね。他はなんだろう?たぶん電子決済じゃないかな。
フィンランドのカジノは独占市場だから、そういったボーナスプロモーションはほとんどないんだよ。だからみんな海外のオンカジでボーナスを探しちゃうよね。でも日本で人気の入金不要ボーナスなんて海外ではほとんど見かけないよ。一般的なのは初回入金時にもらえるボーナスマネーやフリースピンだね。海外には数えきれないほどのオンラインカジノがあるから、ある意味選び放題だよ(笑)
シン:日本の入金不要ボーナスってかなり特別なんですね!
出金条件
シン:フィンランドのオンラインカジノの出金条件って厳しいんでしょうか?
ヨウルプッキ:基本的にボーナスは混合型で、賭け条件は40倍だね。日本の出金条件はかなり良いよね!うらやましいよ。
シン:日本のオンカジ、ガチですごくない?
フィンランドで人気のゲーム
シン:フィンランド人に人気のゲームは何ですか?
ヨウルプッキ:フィンランド人はスロットが大好きだよ。90%はスロットをプレイしてるんじゃないかな?スロットで人気なのはブックオブデッド、リアクトゥーンズ、ムーンプリンセス、スターバーストあたりかな。ジャックポットも人気だね。フィンランド人は簡単に大きく稼げるゲームが好きなんだ。
ライブカジノでいえばブラックジャックが人気かな。あとエボリューションゲーミングのクレイジータイムも結構人気だよ。
シン:ムンプリにクレタイ!結構日本人と好みが似てますね!日本でもライブカジノはポーカーよりブラックジャックが人気です。
ヨウルプッキ:そうだね。日本では今サウナが人気らしいしね!フィンランド人と日本人の好みは似てるのかもしれないね(笑)
シン:整う、ですね!
ヨウルプッキ:トトノウ・・・?
フィンランドのオンカジは今後どうなる?
シン:フィンランドのカジノはモノポリーではあるものの、すでにいろいろと整った環境であることがわかりました!今後のカジノに対する国の取り組みや展望はありますか?
ヨウルプッキ:いままで散々このモノポリーシステムを終了してライセンスを取り入れる話があがってはいるけど、まーまだまだ時間はかかるだろうね。フィンランド人だけでなく、他の国のカジノ関係者もみんなそう願ってはいるんだけどね。 サンタクロースにでもお願いするしかないな!
シン:なるほど。サンタさんに手紙を書きます!ありがとうございました。
元プロポーカープレイヤーがおすすめするカジノランキング
今回は特別編!アジアのオンカジ事情にも詳しいヨウルプッキさんがおすすめするネットカジノランキングを、コメント付きで紹介します。
カジノ | コメント |
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1. 遊雅堂 | シンプルなデザインでいいよね。スポーツベットもあるし、日本円が使えるのは日本人にとってプラスだよね。 |
2. コニベット | 色合いがフィンランドの国旗みたいで親近感がわくよ。プロモーションの豊富さも人気みたいだね。あとタツがライブカジノの豊富さを褒めていたよ。 |
3. ミスティーノ | イメージキャラクターのミスティがライブ配信をやってるのがいいよ。こんなの見たことないね、さすがジャパンだ! |
4. インターカジノ | かなりの老舗カジノだよね。20年前にフィンランド人のプロポーカープレイヤーJuha Helppi(ユハ・ヘルッピ)がインターポーカーのスポンサーをやってたよ!どうやらポーカー部門は閉鎖してカジノ部門に注力してるようだけど、良いブランドであることに間違いはないね。 |