更新 2023年9月6日

ステークカジノがハッキングされたって本当?安全性は?

2023年9月4日にステークカジノがハッキング被害にあったと発表がありました。すでに大手メディアのニュースでも報道されており、不安を感じているプレイヤーもいるかもしれません。ここでは、ハッキング被害の実態、ステークカジノの対応、今後の安全性などを解説します。

Nojica

ステークカジノ・ハッキング被害の実態

ハッキングは2023年9月4日に発生し、被害額は約4100万ドル(約60億円)に上りました。ハッキング被害に遭ったのは、ステークカジノのサイトではなく、ステークカジノが速い出金を実現するために使用している仮想通貨のホットウォレットです

ホットウォレットは、常にインターネットに接続されており、取引を迅速に行うことができます。しかしその一方で、今回のようにハッキングのリスクをはらんでいます。

そこで、多くの仮想通貨に特化したオンラインカジノが使用しているのが、コールドウォレットです。

コールドウォレットとは?

コールドウォレットは、ホットウォレットとは異なり、インターネットに接続されていないウォレットのことです。インターネットに接続されていないため、高いセキュリティを実現することができます。

基本的に仮想通貨特化型オンラインカジノは、コールドウォレットとホットウォレットの両方を使用しており、プレイヤーと会社の資金はコールドウォレットに入出金のために必要な資金をホットウォレットに保管しています。

よって、プレイヤーウォレットの資金や会社の資金は、ハッキングの被害に遭っていませんNojica

ステークカジノの対応

ステークカジノはハッキングが起きた3時間後にX(Twitter)で以下のように述べています。

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Three hours ago, unauthorised tx’s were made from Stake’s ETH/BSC hot wallets. We are investigating and will get the wallets up as soon as they’re completely re-secured. User funds are safe. BTC, LTC, XRP, EOS, TRX + all other wallets remain fully operational.<br><br /> 訳:3時間前にステークカジノのイーサリアムとバイナンスコインチェーンのホットウォレットで不正な取引が行われました。現在、被害内容を調査中です。今回被害に遭ったウォレットは、安全性が確認でき次第、復旧する見込みです。プレイヤーの資金はハッキングされておらず、安全です。なお、ビットコイン、ライトコイン、リップル、エオス、トロンなど他の仮想通貨ウォレットは通常通り稼働しています。

Xより引用
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今回の事件を隠そうとせず、すぐにプレイヤーに報告する姿勢が見られました。また、上記で述べたように、プレイヤーの資金はコールドウォレットに保管されているため、ハッキングの被害には遭っていません

今後の安全性

ステークカジノは今回のハッキング被害を受けて、今後はよりホットウォレットのセキュリティを強化していくと考えられます。また、被害総額は約60億円と高額ですが、ステークカジノの2022年の収益は約3770億円(26億ドル)であるため、いきなりカジノが閉鎖されるなどといった可能性は極めて低いと考えられます

この記事を書いた人
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純也

2017年にカスタマーサポートとして、オンラインカジノ業界で働き始める。その後、日本語コンテンツ担当として数年勤務し、2022年より日本カジノレビューの一員となる。小心者のため、コツコツしか賭けられず、ニチカジの先輩お姉様方にいじられる日々。休日は、趣味のテニスとアニメを楽しむ。

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