カジノ業界裏話|ゲームプロバイダーはどうやって導入される?
今回はいつもと違って、カジノ内部の裏話をお届け!します。業界関係者しか知り得ないオンカジ内部事情を、カジノサイドに怒られない程度に暴露します(笑)
名付けて、カジノ業界裏話シリーズ!
第一弾は、新規ゲームプロバイダーの導入はどうやって決まるのか?

ネットエントやプレイアンドゴーは結構前からお馴染みのゲームプロバイダーですが、Plinkoが話題沸騰中のSpribe社や、ハイボラスロットが人気のハックソーゲーミング社など、近年新しく登場したプロバイダーは、どうやってカジノへの導入が決まるのでしょうか。
そんな気になるオンカジ裏事情を、ニチカジ読者だけにこっそりお伝えしますので、ぜひ最後までお付き合いください。
新しいゲームプロバイダーの舞い込み方
カジノ界に新しく登場したゲームプロバイダーは、ローンチ前から各カジノに営業活動をしたり、定期的に開催されるICEロンドンやSIGMAマルタなどのオンカジカンファレンスでブースを出したりと、予算次第で大々的なプロモーションを行います。
そこでおもしろそうなプロバイダーがあれば、逆にカジノ側からアプローチすることもあります。ゲームプロバイダーとカジノオペレーターに限っていえば、カジノ側がお客様(クライアント)となる場合がほとんどです。

また、新規ではないもののまだカジノに導入されていないプロバイダーの場合は、プロバイダー側から営業をかけてきたり、カジノ側が取り扱いゲームを増やす意味で声をかける場合もあります。
登場したての頃はそこまでパッとせず、カジノに見向きもされなかったゲームプロバイダーが、大ヒットスロットを生み出し、一気にカジノから導入依頼が殺到する、なんてパターンもあります。
例えば、初期は無名だったジャパンテクニカルゲームズ/JTG(現WINFAST)社は、ハワイアンドリームが日本人にウケまくり、ジワジワとオンカジ界隈で話題になっていました。早速導入を依頼すべくプロバイダーの本社に出向いたところ、すでに他のカジノ側からの依頼が殺到しており、導入までに数か月待ち、なんてケースもありました。
ゲームプロバイダー導入の決定権を持つのは誰?
新規ゲームプロバイダーの導入決定権を持つ人は、おそらくカジノによって異なります。ゲーム部門のカジノマネジャーと呼ばれる、ゲームの導入や動作テスト、入れ替えなどを行う人の場合もあれば、日本マーケットの責任者が導入プロバイダーを決める場合もあります。
さらに、CRMなどのマーケティング部門が兼任して、導入プロバイダーを決めているカジノもあります。これは、クイックスピン社やプラグマティックプレイ社など、キャンペーンとコラボできる機能やトーナメントなどがある場合に起こり得ます。
プレイヤーのリクエストは通る?
実は、新規プロバイダーの導入には、プレイヤーのリクエストも大きく影響します。もちろん、ひとり、ふたりのプレイヤーからのリクエストで導入実現はむずかしいですが、多くのプレイヤーからリクエストがあれば、その声がカジノ部門や日本マーケットの責任者の元に届き、導入が検討されるケースは多くあります。
ですので、例えば「気になったゲームを見つけたけど、自分が一番プレイするお気に入りカジノには導入されていない」などといった場合は、カスタマーサポートやお問い合わせ窓口にリクエストしてみるのも有効です。良いカジノほどプレイヤーからの声を大事にするので、すぐに実現はしないとしても、他にも同じような声が上がっていた場合は、確実に検討してくれるでしょう。
