更新 2023年6月16日

カジノ業界裏話|ゲームプロバイダーはどうやって導入される?

今回はいつもと違って、カジノ内部の裏話をお届け!します。業界関係者しか知り得ないオンカジ内部事情を、カジノサイドに怒られない程度に暴露します(笑)

名付けて、カジノ業界裏話シリーズ!

第一弾は、新規ゲームプロバイダーの導入はどうやって決まるのか?

Nojica

ネットエントプレイアンドゴーは結構前からお馴染みのゲームプロバイダーですが、Plinkoが話題沸騰中のSpribe社や、ハイボラスロットが人気のハックソーゲーミング社など、近年新しく登場したプロバイダーは、どうやってカジノへの導入が決まるのでしょうか。

そんな気になるオンカジ裏事情を、ニチカジ読者だけにこっそりお伝えしますので、ぜひ最後までお付き合いください。

新しいゲームプロバイダーの舞い込み方

カジノ界に新しく登場したゲームプロバイダーは、ローンチ前から各カジノに営業活動をしたり、定期的に開催されるICEロンドンSIGMAマルタなどのオンカジカンファレンスでブースを出したりと、予算次第で大々的なプロモーションを行います。

そこでおもしろそうなプロバイダーがあれば、逆にカジノ側からアプローチすることもあります。ゲームプロバイダーとカジノオペレーターに限っていえば、カジノ側がお客様(クライアント)となる場合がほとんどです。

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また、新規ではないもののまだカジノに導入されていないプロバイダーの場合は、プロバイダー側から営業をかけてきたり、カジノ側が取り扱いゲームを増やす意味で声をかける場合もあります。

登場したての頃はそこまでパッとせず、カジノに見向きもされなかったゲームプロバイダーが、大ヒットスロットを生み出し、一気にカジノから導入依頼が殺到する、なんてパターンもあります。

例えば、初期は無名だったジャパンテクニカルゲームズ/JTG(現WINFAST)社は、ハワイアンドリームが日本人にウケまくり、ジワジワとオンカジ界隈で話題になっていました。早速導入を依頼すべくプロバイダーの本社に出向いたところ、すでに他のカジノ側からの依頼が殺到しており、導入までに数か月待ち、なんてケースもありました。

ゲームプロバイダー導入の決定権を持つのは誰?

新規ゲームプロバイダーの導入決定権を持つ人は、おそらくカジノによって異なります。ゲーム部門のカジノマネジャーと呼ばれる、ゲームの導入や動作テスト、入れ替えなどを行う人の場合もあれば、日本マーケットの責任者が導入プロバイダーを決める場合もあります。

さらに、CRMなどのマーケティング部門が兼任して、導入プロバイダーを決めているカジノもあります。これは、クイックスピン社やプラグマティックプレイ社など、キャンペーンとコラボできる機能やトーナメントなどがある場合に起こり得ます。

プレイヤーのリクエストは通る?

実は、新規プロバイダーの導入には、プレイヤーのリクエストも大きく影響します。もちろん、ひとり、ふたりのプレイヤーからのリクエストで導入実現はむずかしいですが、多くのプレイヤーからリクエストがあれば、その声がカジノ部門や日本マーケットの責任者の元に届き、導入が検討されるケースは多くあります。

ですので、例えば「気になったゲームを見つけたけど、自分が一番プレイするお気に入りカジノには導入されていない」などといった場合は、カスタマーサポートやお問い合わせ窓口にリクエストしてみるのも有効です。良いカジノほどプレイヤーからの声を大事にするので、すぐに実現はしないとしても、他にも同じような声が上がっていた場合は、確実に検討してくれるでしょう。

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本多 心

オンラインカジノで数年働いた後、ニチカジのコンテンツライターとなる。10代の頃はギャンブルに明け暮れていた時期もあったが、現在は余裕資金で楽しめるまでに成長。麻雀と競馬が好きな女ギャンブラー。好きなカジノゲームはボーナスバイできるスロット、特にホワイトラビットが大好き。最近は株式投資にもハマっており、仮想通貨で失った資産をせっせと回収中。

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